英才教育で結果を出すには本人の「努力し続ける才能」が必要

小さなころ、英才教育をすると有名なピアノ教室に通っていたことがあります。

導入はとても簡単そうなうたい文句
「だれでも、毎日コツコツ練習をすることで素晴らしい演奏をすることができる。こどもの才能を無理なく伸ばしていく。」
こんな感じの言い回しでした。

プログラム内容もとても簡単。
1種類の教則本の中に簡単なものから難しいものまで、レベル別に順を追ってクラシックの名曲が収録されており、それを毎日、毎日1日30分でいいから、引き続けるというもの。

ひとつの段階をクリアして次の曲に進んでも今までひいた曲も毎日すべて弾いていきます。

どんどん練習する曲は増えていきますので、必然的に1日30分では済まなくなってきます。

上手くなればなるほど、ピアノの前にいる時間は長くなります。

…その前にピアノを始めたてのこどもがピアノの前に毎日30分座るのでさえ実は結構大変なことなのです…と自分が身をもって体験しました。

3歳のこどもを30分座らせておくのは至難の業です。
わたしは一番近いピアノ教室だったからという理由で習い始めたのですがもちろん英才教育のプログラムについていけず、時にサボり、週に3回くらい練習する~といった感じで練習をしていました。

(そういった子にも無理をさせない理解のある先生で良かったです。)

ただ、そのプログラムに沿って練習をしていた子はみんな恐ろしいくらい上手でした。
英才教育と言うくらいですから、他の教室の子とは比べ物にならないレベルでしたね。